筋トレというキーワードからはどんな人を想像しますか?
スポーツで活躍しているトップアスリート・ゴリマッチョなボディビルダー・細マッチョな映画俳優さん・鍛え上げられたカラダを持つ有名アーティストの方々でしょうか?
しかし、筋トレ=ビジネスマン、こう連想する人はとっても少ないのだと思います。きっと、ビジネスマンは忙しそうで、筋トレどころではない、これが一般的な印象ではないでしょうか?
これは印象だけではなく、実際にもその傾向にあると言われています。しかし、実はビジネスマンにこそ筋トレは必要。これ、ご存知でしたか?
そこで今回は、ビジネスマンにこそ筋トレが必要な理由についてご紹介します。
【ビジネスマンにこそ筋トレが必要な理由】
「筋トレには興味があるけれど、なかなかそんな時間が取れない」多くのビジネスマンの方が、こんなふうに考えてしまうのではないでしょうか?
確かに、ビジネスマンにとって、筋トレを行うとなると問題になるのが「時間」。仕事に忙殺され、どうしても自分の事は後回し。なので筋トレには興味はあっても結局出来ずじまい。
もし、このパターンに陥っているとするならば、それはとっても勿体ない事なのです。
≪筋トレとビジネスの共通点≫
それは、筋トレには、筋肉を増強する以外にも、多大なビジネス的メリットがあるからなのです。世界的ベストセラーであるある有名なビジネス書籍の中にも、ビジネスを成功に導く要素の一つに「運動」があげられている程です。
運動とビジネスの共通点をとってもカンタンにとらえるならば「どちらにも主体性の構築が必須となる事」。
つまり、達成したい目的に対して、自身の力でその方法を考え、実行し、結果へ導く、まさにビジネスにも運動にも共通する「成功に導くための共通の要素」なのです。
〈ビジネススキルの3つの要素〉
ある有名なビジネススキル理論によると、ビジネスに必要とされる基本的スキルは3つ。
業務遂行能力であるテクニカルスキル、対人関係面のヒューマンスキル、目の前にある抽象的な問題を具現化して、解決に導くなどのコンセプチュアルスキルがその3つに該当します。
営業・技術者・それぞれ、置かれた立場によって、求められる具体的な内容は異なりますが、大枠でとらえるならば、求められる要素はどれも同じです。これらを備えている人が、ビジネスマンとしては有能だと考えられているのです。
〈筋トレとの共通点〉
これを筋トレに置き換えて考えても、すべての要素が満たされている必要があります。
先ずはコンセプチュアルスキル。
自身のカラダを筋トレによってどう変えて行きたいのか・それを達成するにはどんな要素があり、実行して結果を出すためには何をどうすればいいのか、どれくらい費用が必要なのかなど、ビジネス同様に5W2Hを軸に考えて、具体的行動計画を立てる事など、テクニカルスキルの上流工程的な位置づけがこれに該当します。
次に業務遂行能力であるテクニカルスキルは、コンセプチュアルスキルで取り決めた内容に基づき、実際の行動計画を立て、実践する力となります。
そして、対人関係面のヒューマンスキルならば、トレーナーの元で行う場合は、トレーナーとのパートナシップを構築する事が、家庭内で行うならば、家族からの協力を得るために行う家庭内プレゼンとなるのでしょう。
このように、筋トレとビジネスに求められる要素は、全く同じなのです。
≪筋トレのメリット≫
このように、筋トレによってビジネスの基本であり、大切な要素を体感できるのは多大なメリットなのです。それ以外にも、筋トレによって得られるビジネス的メリットはいくつもあります。
〈集中力がアップする〉
仕事の前にスクワット10回、これだけでも集中力が格段にアップするのです。これは、スクワット=筋トレを行う事で、精神を集中させるセロトニンというホルモンが分泌されるからなのです。セロトニンは別名幸せホルモンと呼ばれているほど、精神を安定させてくれる作用も持っていますので、仕事によるストレス耐性も強くなるかもしれませんね。
〈外見の変化は精神的な自信を生む〉
太ってだぶついたカラダ、あるいは痩せすぎて何ともひ弱なカラダでは、どんなにオシャレで高級なスーツを着ていたとしても、そんなふうには見えません。
しかし、鍛え上げられたカラダの上にまとったスーツは、その価値以上に見える、実に絵になる存在です。
そんなカラダを持つビジネスマンなら、きっと羨望のまなざしを向けらえている事でしょう。その視線は、自分自身の努力で手にした物です。それが、ビジネスマンとしても、人間としてのアナタの自信にもつながる事でしょう。
〈筋トレでビジネスマンに必要な健康管理が可能になります〉
いきなりですが、メタボリックシンドロームってご存知ですか?これは、生活習慣病一歩手前の状態。通称メタボ。正式名称は内臓脂肪症候群と呼ばれ、その名の通り、内臓に脂肪が蓄積されている状態のこと。
主な罹患年齢と性別はなんと30代から50代の男性。つまりビジネスマンとして一番働き盛りの時期=メタボリックシンドローム罹患年齢となっているのです。
これは、普段の生活習慣が影響して、病気一歩手前にまで発展している状態なのですが、その原因となるのが、接待や同僚との会席などが原因となってしまう食生活の乱れと、忙殺される中での運動不足。
そのままの生活を続けていると、生活習慣病を発症し、ビジネスマンとしての地位すら危うい状態になるかもしれません。
しかし、筋トレを行い、筋肉を増強すれば、逞しいカラダが手に入るだけではなく、カラ基礎代謝が向上し、燃焼しやすい、つまり太りにくいカラダを手に入れる事が出来るのです。
【まとめ】
このように、筋トレを行うビジネス的メリットは多大です。先ずは自宅で10分間、それも無理ならば仕事の合間に1分間でもいいですので、筋トレに挑戦してみましょう。そして、持ち前のビジネススキルであるテクニカルスキル・コンセプチュアルスキル・ヒューマンスキルをフル稼働させ、「なりたい自分」になれるよう、筋トレを継続・実践してみてください。